おそえがわ脳神経内科 神経内科について神経内科とは
 神経内科とは脳、脊髄、末梢神経、自律神経、筋肉においておきる様々な病気に対して的確に診断し、手術を行うことなく、内服・注射・リハビリを行うことで改善をめざす診療科です。神経内科とは欧米において使用されているNeurologyという診療科目の日本語訳として使用されていますが、こころの病を扱う心療内科や精神科と間違われることが多いため、当院ではわかりやすくするために”脳”ということばをつけて医院名を“おそえがわ脳神経内科”としております。
どんな症状があれば受診したらいいのといわれることが多いのですが、神経内科の扱う症状は多岐にわたります。下記にしめす症状があるとき、もしくは下記の疾患にて悩まれている場合はお気軽にお越しくださればと考えております。

こんな症状があったら受診してください
頭痛
物忘れがひどい
めまいがする
顔面がピクピクする(眼瞼痙攣、半側顔面痙攣)
しゃべりにくい、飲み込みにくい
肩こり、首が痛い
しびれる、ふるえる、手足に力が入りづらい
動きがにぶい、歩きづらい

神経内科が扱う疾患も多岐にわたります
パーキンソン病、パーキンソン病類縁疾患、脊髄小脳変性症

神経疾患をご覧下さい。
適切な投薬にて様々な症状のコントロールを行っていきます。
初期より適切な専門医にかかることが重要です。
リハビリも投薬と同様に重要です。




頭痛(片頭痛、緊張型頭痛、群発頭痛、薬物乱用頭痛、その他の二次性頭痛)



認知症(アルツハイマー型認知症、脳血管性認知症、正常圧水頭症等)


めまい(脳腫瘍、良性発作性頭位めまい症、メニエール病等)

脳梗塞、脳出血
糖尿病、高脂血症、高血圧など様々な危険因子のコントロールが必要です。
リハビリ施設も来年4月オープンの予定です。


筋萎縮性側索硬化症
重症筋無力症
多発性硬化症

インターフェロンにて再発の予防が行われます。ただし視神経脊髄型といわれてきたタ
イプには逆に再発回数が増える症例もあります。ご相談ください。

半側顔面痙攣、眼瞼痙攣、痙性斜頸
当院ではボトックス治療を行いますので、ご相談ください。

むずむず足症候群
夜間足に違和感を感じ、目がさめることはありませんか?潜在的に多くの患者様がいる
といわれています。薬にて改善しますのでお悩みの方はご相談ください。

末梢神経障害(手根管症候群、糖尿病性末梢神経障害等)
てんかん


など様々な疾患を対象としております
筋萎縮性側索硬化症、パーキンソン類縁疾患、脊髄小脳変性症、脳梗塞後遺症などによって往診が必要な方はご相談ください。
むせがある方には管理栄養士を交えてのご相談も受けております。
神経疾患
 当院ではパーキンソン病や脊髄小脳変性症など、神経難病と呼ばれる神経疾患に対し疾患の早期から積極的なリハビリテーションを実施しております。また、入院による集中的なリハビリテーションや、外来による継続的なリハビリテーションを行い身体の機能の回復、維持、向上に努めて参ります。神経難病は神経や筋肉の異常により筋力低下や運動障害を生じます。主として進行性の疾患であるため、進行状況に応じたリハビリテーションを提供します。症状に応じ理学療法士、作業療法士、言語聴覚士により対応し、患者様の目標に向けて積極的に取り組ませていただいています。また、神経難病におけるリハビリテーションの役割は、症状の進行に対応し先行した運動処方や環境改善の提案、患者様だけでなく家族様の不安や疲労を軽減する為の指導やアドバイスにあると思います。そのため、自宅の環境調査や飲み込み等の評価、コミュニケーション手段の提案なども行っています。ただし、パーキンソン病などでは集中的なリハビリテーションにより日常生活動作の維持、向上がみられたとする報告もあり、やはり積極的な運動機能の向上へ向けた対応も重要です。

神経難病の中でも代表的な疾患であるパーキンソン病では主に振戦、無動・寡動、筋強剛、平衡感覚障害等を主症状とし、病気の進行に伴い重症になってくると、自分で立ったり歩いたりすることができなくなり、日常生活に介助を必要とする状態となります。また、脊髄小脳変性症は脊髄、小脳を中心に神経細胞が障害される病気です。歩行時のふらつき、言葉のリズムや大きさがまちまちで不明瞭になる、字を書いたり箸を使ったりすることがうまくできないようになる、飲み込みが悪くむせたりするなどの運動失調症状が主であり、その上歩く時に足がつっぱったり、筋肉が固くなり動きが鈍くなったりします。

リハビリテーションではそのような神経難病に対し、ふらつきを改善する為に理学療法士がバランス練習や錘を用いた動作練習など、日常生活における実際の動作については作業療法士が、また、発声や飲み込みなどの問題に対しては言語聴覚士がそれぞれ専門家として治療を行います。進行性の疾患であるため、病気を治癒したり進行を止めたりすることは困難ですが、できるだけ自力歩行を維持したり、自立した生活を維持する為に必要な様々な対応や進行に応じた保険福祉制度の利用や生活環境改善の提案をさせていただいています。
頭痛外来
 当院では、どのような頭痛が起きているのか、その原因から症状までを問診、検査を行います。 「重苦しい」、「脈打つような頭痛が続く」など、様々な頭痛の症状がありますが、必要に応じレントゲン、頭部のMRI等、検査を行うことで原因を特定し的確な治療に向けて患者様と話し合っていけるよう に努めてまいります。頭痛外来では主に日頃から頭痛でお悩みの方を対象とし、日常生活におけるアドバイス、的確な診断に基づく薬物治療をさせていただいております。
 頭痛が起きた時にはどのような原因で起きているのか診断を受け、原因が脳の病変によるものであったり、生命に関わるような頭痛であった場合には(くも膜下出血、脳梗塞など)一刻も早い治療が必要となってきます。「ただの頭痛だから大丈夫」というように見過ごさず、できるだけ早い時期に頭痛外来にご相談されることをお勧めします。
もの忘れ外来
 近年では認知症といった脳の病変による疾患が注目されています。
記憶障害で発生することが多く、徐々に進行し高齢になるにつれ発症しやすくなるとされています。認知症の疑いが考えられる症状として次のようなものが考えられます。
・判断、理解力が衰える
・場所、時間が分からない
・人柄が変わる、意欲がなくなる等・・・
このように、初期症状は様々な形で表れ、本人様や御家族様が診察・検査にてどのような状態かを知ることが大切です。早期発見により、進行を遅らせたり部分的に症状を改善することも望めます。また、適切な検査や投薬等で症状を軽減できる可能性もあります。「もの忘れのことを相談したいが何科の病院を受診したら良いか分からない・・・」という時、是非当院へ御相談下さい。
認知症専門医として患者様及びご家族様へのアドバイスや症状の説明を行わせていただきます。医療的な見解だけでなく、必要に応じ、介護保険のサービスの紹介も行っています。また、当院では認知症対応型デイサービスを併設しておりますので、どうぞご連絡ください。
一般内科も診ています。
当院では高血圧や糖尿病などの生活習慣病に関する疾患の予防にも力を入れております。日頃の食事や運動、生活のリズムについてアドバイスさせていただきます。
生活習慣病は、脳卒中などの大きな疾患のリスクになるようなものでもあり、生命に深く関わってきます。そのような疾患の治療や予防として必要に応じ適切な検査、投薬、適した医療機関のご紹介も 行っております。ぜひ一度、ご相談下さい。